グランドキャニオンの起源はかなり古く、今から7000万年前といわれています。今となってはグランドキャニオンといえばアメリカを象徴するかなり有名な観光地ですが、昔はアメリカにとっても未知の領域だったのです。歴史はさかのぼり、1540年に最初にグランドキャニオンをその目で眺めたのはスペイン人たちでした。その後の2世紀はアメリカ先住民であるインディアンたちの手に残されていました。
アメリカとインディアンの歴史に詳しい方はピーンときたと思いますが、当時の白人にとってはグランドキャニオンは「どうでもいい」存在だったのです。ちょっと信じられませんが、1869年まではグランドキャニオンは世間の注目をまったく浴びていなかったのです。南北戦争の勇士であるジョン ウェスリー パウエル少佐がコロラド川を探検しているうちに、このグランドキャニオンの峡谷の魅力を発見して、観光の奨励に役立つ成果をあげたといわれています。
ついに1870年、サンタフェ鉄道がグランドキャニオンに到達して、1919年には国立公園に指定されました。あんなに素晴らしい観光地でも、まったく存在感のなかった時代もあったのです。